犬の白内障・緑内障の治療と費用 [犬]
飼い犬が白内障から緑内障も発症し、
レーザー治療を受ける事になった経緯と結果、
気になる治療料金の記録です。
別リンクで症状の経緯と費用についてまとめています。
症状についてのリンク
費用についてのリンク
以前から両目の白内障を患っており、
初期の症状が見られてからおよそ2年後の事です。
右目だけが涙やけがひどくなり、観察していると
右目の白内障がさらに進行している様で通院しました。
その際、白内障に加えて緑内障が発症している疑いがあるとの事。
その病院では眼圧検査を行えない事もあり、
別の病院へ転院することとなりました。
あとから気が付きましたが、
症状としては、白目部分が赤く充血していたこと。
そして、甘えてきている時にしきりに顔をこすりつけて
きていたことがよく見られていました。
痛かったのか、痒かったのだと思います。
普通は、眼圧が上がった痛さから、
食欲を無くしたり元気が無くなったりするそうですが、
それがまったく見られなかったため気が付くのが遅れたようです。
(普段から大人しく吠えない、そして食いしん坊の犬です)
眼圧測定の結果、右目が65、左目が15という結果でした。
正常値は25以下だそうです。
眼圧診断料は両目セットで1500円です。
右目の点眼治療を開始しました。人間と同じ薬を使用します。
一日3回の房水の作成を抑制する目薬と
一日1回の眼から房水の流出を促進する目薬です。
トルソプト(およそ15日分)1600円、
ラタノプロスト(およそ30日分)2000円です。
一週間後、眼圧は右目19、左目11でした。
さらに一週間後、右目が20、左目が50。
偶然なのか? 左目の眼圧が急上昇しました。
医師曰く
「眼は三日で変化する。左目が緑内障を発症した」
しかし、3日で眼の状態が変わるなら、
一週間に1回の通院でも間に合わず、
ほぼ毎日通院しなければなりませんよ。
事実上、緑内障予防は無理ですよ。
眼の負担を軽減するために、点滴治療を行いました。
点滴治療は3000円です。
その後一週間おきに通院しましたが、
左右共に10～35ぐらいで推移していました。
「眼は三日で変化する」が本当であれば、
このままずっと一週間おきに通院せねばなりません。
時間的にも難しく、
費用的にも月16000円以上(診察料・眼圧検査・目薬）
年換算すると20万円ぐらいは最低でもかかります。
そして毎日3回の目薬を忘れずに行うのは人間にも犬にも負担です。
他の人やペットホテルに預ける事もできません。
医師は、
「若いうちに手術のした方が体力がある」
「症状が軽いうちの方が効果がある」
という言葉と、
「これぐらいの症状ならば目薬で対応できる」
「手術は体に負担がかかる」
という矛盾したことを言っていました。
今、手術を行わなくても何年か先には行わなければならないでしょう。
であるならば、現状の犬と人間の負担、
そして費用を考えるならとレーザー治療を行う事にしました。
レーザー手術を行うことを医師に伝えると、
もう一度眼圧と血液検査を行うとの事。
つい数日前に眼圧検査していたのですが、
手術直前の眼圧を調べたいとの事。
血液検査費用5000円。
手術直前の眼圧と言いながら、手術は一週間後になりました(?)
手術前日の晩ごはんから絶食です。
手術当日は、眼圧測定を行った後、
眼圧を10台に下げる為に点滴治療、
その後もう一度眼圧を測り、
全身麻酔によりレーザー照射を行います。
麻酔が合計14000円、レーザーが25000円×2(両眼)。
レーザーは眼球の毛様体に照射して破壊・凝固させるために行います。
これにより眼内への房水流入を抑制します。
一度の手術で毛様体が完全に凝固する確率は50％であり、
毛様体が再生される事があるそうです。
絶食していたのですぐに食事をあげたかったのですが、
誤嚥するとマズイとの事でその日も絶食です。
術後にはステロイド剤および抗菌剤として、
飲み薬(一日1回)と目薬(一日3回)が処方されました。
費用は3週間分で全部で4500円程。
治療から3週間はエリザベスカラーも付けなければなりません。
これを付けると水が飲めなくなるので苦労しました。
医師は、
この先も異物との接触を避ける為に
散歩時にはエリザベスカラーを付けてと言っていましたが、
そんなもの付けていても前にある枝は刺さりますよ。
それに匂い取りも出来ない、
そんな散歩は犬にとって楽しいわけがありません。
手術直後は無理ですが、この先の散歩の事を考えて、
犬用ゴーグルを購入しました。
涙やけがどんどん良くなっていきました
2014-02-22 08:20
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